高専カンファレンス100 in 東京 - 振り返り

2015/12/19, 20の二日間に渡って高専カンファレンス100 in 東京を開催しました。場所は東京都調布市にある電気通信大学(通称:でんつーだい)で、一棟をまるっと借り切っての開催でした。 今回の開催では私も運営スタッフとして参加させていただき、(表向きは)アイスブレークという企画の担当をさせていただきました。 私自身は高専カンファレンスの運営に携わるのはこれが4回目で、比較的運営経験が多い部類に入るのではないかと思っています。

運営として何をどうしたかというのは他のスタッフの方々がそれぞれにブログを書いていただいているので、ここでも私が何をどうしたかを書いてみたいと思います。

スタッフ最年長

実行委員長から声をかけられたのは9月の頭ごろ、ある程度やりたいことが見えてきて、スタッフもそれなりに集まってからでした。 私のおぼろげな記憶が確かならば実行委員長が直接声をかけたと思われるメンバーの中では私が一番最後に合流した人間になるのではないかと思います。 面識のあるスタッフが半分と少々、残りは初めて顔を合わせる方々でしかもみな若い。 ほとんどは高専を卒業しているので二十歳すぎではあるものの、私とは一回り近くの差があることになります。 これまでの大規模開催では私よりも年齢が上の経験豊富な方がスタッフにいらっしゃったのですが、今回その役割をするのが自分なんだなと認識しました。

私の仕事

Wikiをみていただくと私にアサインされているのがアイスブレークという企画の立案・設計・実装・運用ということになるわけですが、では実際にそれをやったのか?となると答えはノーです。 詳細はうなすけくんのブログを読んでいただければと思うのですが、実際にアイスブレークについて実務をこなしたのはうなすけくん(@yu_suke1994)と実行委員長であるなっちゃん@marin72_com)、そしてアイスブレークの初動を支えてくれたえむけーくん(@mktakuya)です。 私がやった実務的なことといえば、当日のスタッフ業を除けば美味しいカレー屋さんを紹介したり打ち合わせの場を提供したことくらいでしょうか。 きっと他のスタッフからは仕事しないおじさんだなーと思われていたのではないかと思います。 もしそう思われていたのなら思惑どおりということになりますし、そうでなかったのであればまだまだ修行が足りないということになりそうです。

年長者としての仕事

前述の通り実務については若いスタッフのみなさんがさくさくとこなしてくれたおかげで、私自身は本来のおじさん業がある程度できたのではないかなと思っています。 ここでいうおじさん業というのは、

  • 全体を見渡してリスクコントロールをする
  • 先を見通して先手を打つ
  • 各人が言い難いことを年長者という立場を利用して代弁する
  • 外部とのつなぎをする
  • 足りない物資をどうにかする
  • 足りないお金をどうにかする
  • 若いスタッフがやりたいことをやりたいようにできる空気を作る
  • 具体的な手続きや手法を教える
  • 相談役・レビュアーになる

といったようなことになります。 どれもあまり実務的なものではありませんが、大規模なイベントの運営を行う上では必要になってくるものかなと思っています。 今回の運営にあたって上記のようなことを特に誰かに何かを話たことはありませんが、私がやる必要があるのは実務ではなくこういった部分であると思って参加させていただきました。 こういった話をちゃんとしていなくてごめんなさい。でもきっとこういう話をしたらみんな身構えてしまい迷惑をかけないように一生懸命になりすぎてしまう気がします。なので結果としてこのやり方で良かったのではないかなと思っています。

今後の仕事

東京での開催の実行委員として参加するのは今回かあるいは次回くらいで最後で良いのかなと思っています。 今後はKCFundsとしての活動だったり、地方の未開催の高専があればそこでの開催をサポートしたり、母校である沼津での開催が再度できるようにサポートしたり、そういったことをやっていきたいと思っています。 何も心配しなくても次の世代が、若い人たちが、夢を持って頑張れる場所を作っていってくれているのですから、私も彼らに負けないようにやるべきことをやっていきたいと思います。

みなさんの夢が叶いますように!

謝辞

会場を提供してくださった電気通信大学様、また機材の確保や学校との手続き等をおこなってくださった水戸先生、いつもパワフルな高専カンファレンス顧問の島田先生、大変ありがとうございました。 基調講演を快く引き受けてくださった大日向さん、五十嵐さん、発表者の皆様、参加者の皆様、冬の寒いなか二日間にわたるカンファレンスにご参加いただきありがとうございました。 そして実行委員のみんな、パワフルで優しくて気の利くみなさん無くしてはこのカンファレンスは成り立たなかったでしょう。過去の大規模開催ではスタッフだけで30〜40人という規模だったことを考えると、この人数で今回のカンファレンスを実行できたことは本当に凄いことだと思います。 そのみなさんを引き込んだ実行委員長のなっちゃんなっちゃんの一途さがカンファレンスを実現させる原動力となりました。 みなさん本当にありがとうございました。